二重整形の値段や種類（埋没・切開）｜腫れ・跡の経過やダウンタイム期間は？

二重整形は美容医療の中でも歴史が古く、どのクリニックでも一番と言えるくらいの人気メニューです。

アイプチを長年愛用している方、メイクの時間短縮やすっぴんでも目を大きく見せたいと思われる方には、とてもおすすめの治療となっています。

とはいえ、施術にかかる値段やダウンタイム・術後の仕上がりなど、不安要素が多いのも事実です。

二重整形が得意な棚田先生監修のもと、皆さんが知りたい情報をピックアップしてお伝えします。

自分にぴったりの二重を手に入れるお手伝いができれば幸いです。

二重整形の種類・方法とは？

二重整形には、主に2種類の方法があります。

まずは、これらの方法について詳しくご紹介します。

①埋没法

二重整形の「埋没法」とは、まぶたを糸で止めることで二重をつくる方法です。

メスで切ったり縫ったりする必要がなく、ダウンタイム期間が短いので、比較的手軽に受けられる二重整形となります。

一般的に二重の”プチ整形”と呼ばれるのは、こちらの埋没法のこと。

目の形によって、糸をとめる位置や数が異なりますので、手術前に専用器具を使い丁寧に二重のシュミレーションが行われます。

②切開法（全切開・部分切開）

二重整形の「切開法」は、その名の通りまぶたを切開して二重のラインをつくる方法。

まぶたを切るので埋没法に比べてダウンタイムは長くなりますが、くっきりしたラインを好む方・元の目元に戻りたくない方に効果的な二重整形です。

特に、まぶたのたるみや脂肪の多い方は埋没法では理想の二重をつくることが難しいケースがあります。

そのような場合には切開法を選択することで、余分な皮膚や脂肪を同時に切除でき、すっきりとした印象の目元を実現しやすくなるのです。

そして切開法にも「全切開」と「部分切開」という2種類の方法があります。

双方のメリットデメリットを考慮した上で、ドクターと一緒に治療法を選択することが大切です。

▼切開法の種類による違い

二重整形のメリット・デメリットまとめ

二重整形で得られるメリットと、懸念されるデメリットをそれぞれご紹介します。

二重整形をする方はアイプチや二重テープなどのメイクグッズを愛用している方が多いですが、整形をして自分で二重をつくる手間がなくなるメリットはとても大きいですよね。

二重整形後はメイク時間の短縮はもちろんのこと、目を閉じたときの不自然さも軽減されます。

その結果、ナチュラルメイクやすっぴんでも自信がもてるようになるなど、精神的によい効果も期待できるでしょう。

一方腫れや傷跡・痛みといったデメリットは辛抱する必要がありますが、時間の経過とともにキレイな二重が出来上がります。

二重整形のメリット

二重整形のメリットについて、さらに詳しくみていきましょう。

①アイプチがいらない

二重整形をすると、当然ですがアイプチは必要なくなります。

市販のアイプチは安価で手に入りやすいため若い世代からも人気のアイテムですが、使いこなすにはコツがいり慣れないとキレイな目元が作れないこともあるでしょう。

また、若いうちから長期間使用するほど、まぶたに与える悪い影響が大きくなり注意が必要です。

二重整形をすると上記のようなリスクを軽減しますので、継続的に二重をキープしたい方は、早めに二重整形をしてしまうのが一番理想的です。

②目を閉じた時が綺麗

二重整形で二重が完成した後は、目を閉じた時も綺麗なのでひと目で周囲にバレることは少ないです。

「二重整形は目を閉じるとわかる」という話は有名ですが、実は術式やドクターを慎重に選ぶことで回避できるケースも多いのです。

したがってダウンタイムを乗り超えれば、アイプチを使うよりもずっと自然で、目を閉じた時も段差のない綺麗なまぶたが手に入るでしょう。

③メイクが楽になった

二重整形の術後「メイクが楽になった」という声がとても多いです。

特にアイプチを常用している方、コンプレックスをメイクでなんとかしようと努力されている方は、二重整形をすることによるメリットは大きいでしょう。

理想の二重になると整形前よりもナチュラルメイクに抵抗がなくなり、目元だけでなくメイク全体の時間が大幅に短縮されたという方も少なくありません。

バタバタしがちな朝が有意義な時間となり、気持ちに余裕をもって1日をスタートできますね。

④人生変わった

二重整形で「人生変わった」と言う方は多いです。

目元は顔の印象を左右する最も重要なパーツだからこそ、コンプレックスを抱える方の悩みはとても深刻。

理想の二重が手に入ることで、今まで似合わなかったメイクが似合うようになったり、流行のカラーを躊躇なく楽しめたり、人とのコミュニケーションがスムーズになる場合もあります。

二重整形はリスクや不安を考えると、まだまだ抵抗がある方の多い治療ですが、人によっては人生を変えるきっかけにもなるのです。

二重整形のデメリット

二重整形の主なデメリットは、以下の3つです。

①腫れや跡が残る？

二重整形による腫れや傷跡は一定の期間を過ぎれば、ほとんど残ることはありません。

特に埋没法の場合はダウンタイムが短く目立った腫れは3〜7日程度で、その後1〜2週間かけてほぼおさまります。

術後数日は休暇を取る必要がありますが、大きな腫れがおさまれば職場や学校ではメイクでほぼ乗り切れるでしょう。跡が残る可能性も少ないです。

ただし切開法の場合腫れは最低でも2〜3週間、完全に傷跡が綺麗になるには3〜6ヶ月とある程度の期間が必要です。

そのため、一般的な日常生活をおくる方は、その間にバレてしまうこともあります。

長期のダウンタイム休暇がとれない方、二重整形したことがバレたくない方は、比較的ダウンタイムが軽い埋没法をおすすめします。

②痛い？

二重整形は「痛いのではないか？」と不安や恐怖心を抱えている方もいるでしょう。

しかし、実際二重整形をする際は麻酔をかけて行われるため、ほとんど痛みを感じることなく治療を受けることができます。

麻酔をかける際はチクリとした痛みがありますが、それも麻酔クリームや点眼を用いることで極力痛みを感じないようにすることも可能です。

③埋没がとれる？

二重整形の埋没法で糸がとれる可能性は、残念ながらゼロではありません。

埋没法はまぶたを糸でとめて二重をつくる方法なので、その糸が取れたり緩んだりすると術前の目元に戻ってしまうことがあるからです。

しかしながら、信頼できるドクターを見極めてまぶたの状態に沿った無理のない治療をすることで、ある程度回避できるでしょう。

それに糸がとれると元に戻るデメリットは、「術後に満足できなくても修正できる」という安心材料にもなるのです。

二重整形の値段は安い？平均相場は？

ここからは、二重整形の値段についてご説明します。

埋没法・切開法それぞれの平均相場はこちらです。

二重整形は平均相場をふまえたうえで、見積もりをみて総合的に判断することが大切ですが、その際極端に安い・高い場合は注意が必要です。

参考として、5つの大手クリニックの値段をチェックしていきましょう。

埋没法の値段

※上記メニューは、すべて両目2点の最安料金です。

ご紹介した値段は各クリニックの両目2点のメニューから、一番安い料金を記載しています。

埋没法の平均相場の10〜25万円と比較すると、低価格な大手クリニックは非常にリーズナブルなことがわかります。

また、まぶたが腫れぼったい方やデザインにこだわりたい方は、理想の二重をつくるため3点、4点と糸で固定する箇所を増やすことも。

数が増えるごとに値段が高く、ダウンタイムが長くなりやすいですが、より二重が長持ちする効果も期待できます。

切開法の値段

※上記メニューは、すべて両目全切開の最安料金です。

切開法の平均相場は、20〜50万円程度が目安です。

二重整形で切開法を選ぶ方の大半は、以前受けた埋没法で満足できなくなってきた方です。

「もっとくっきりしたラインにしたい」「年齢を重ねて幅が狭くなった」といった要望から、たるみ取りや目頭切開、涙袋形成などの他の治療を同時にされる方もいます。

目元の治療はさまざまな方法があるので、二重だけでなく幅広い選択肢から柔軟に検討することで、より憧れの目元が実現する可能性が広がります。

ちなみに全切開よりも部分切開の方が値段が安いことはありますが、価格で選ぶのではなくメリット・デメリットを含めて自分に適しているかどうか、医師とよく相談してみましょう。

二重整形の経過！ダウンタイム期間は？

二重整形を検討中の方が最も懸念されるのが、術後の経過やダウンタイム期間ではないでしょうか？

はじめての方はもちろん、美容クリニックの治療に慣れた方も、目元の施術は覚悟が必要ですよね。

ここからは術後について具体的に解説していきます。

埋没法のダウンタイム

二重整形で埋没法を行った場合の、主なダウンタイムの症状はこちらです。

埋没法のダウンタイム期間は、短い方で1週間、腫れが強い方は2週間程度です。

メイクでもカバーしやすい軽めのダウンタイムのため、二重整形の中でもバレにくいと言えます。

さらに時間の経過とともに腫れが引いていき、1ヶ月ほどで二重が完成します。

切開法のダウンタイム

二重整形で切開法を行った場合の、主なダウンタイムの症状はこちらです。

切開法は腫れが強くダウンタイムは1ヶ月程度続きますので、この間メイクをしても二重整形がバレやすい状態となります。

傷跡は術後1ヶ月は赤く目立ちますが、3ヶ月程度かけて次第に白く目立ちにくい状態へと変化。

最終的に自然な二重が完成するまでは、約6ヶ月程度かかります。

直後の状態・傷跡は？

二重整形の直後は前述したダウンタイムの症状が一番強く現れ、特に当日〜3日日の腫れは顕著です。

傷跡の状態は、二重整形の種類によって異なります。

埋没法の傷跡は非常に小さく二重ライン上にあるため、直後でも比較的目立ちにくいです。

切開法の場合は二重ラインに沿ってメスで切開しますので、埋没法に比べ傷跡が目立ちやすくなります。

くわえて、抜糸するまでは縫い糸の結び目も外に出るため、切開法の直後に二重整形を隠すことはなかなか難しいでしょう。

痛みに関しては、埋没法は違和感程度。

切開法は、局所麻酔が切れる数時間後から多少痛みますが、飲み薬で対処可能です。

ダウンタイムの過ごし方は？コンタクトは使える？

二重整形で注意するべき、ダウンタイム中の過ごし方についてまとめました。

コンタクトの使用やメイクなどはいつから可能になるのか、あらかじめチェックしておきましょう。

埋没法の場合は抜糸の必要がありませんが、切開法は5〜7日後にクリニックで抜糸を行います。

切開法で二重整形をした方は抜糸するまで生活が不便になる可能性が高いので、あらかじめスケジュール調整や休暇をとるなどの準備が必須となります。

クリニックや医師によっても異なりますので、カウンセリングにて再度詳しくご確認ください。

腫れない・腫れを治す方法は？

二重整形で、まぶたが腫れるか腫れないかは、医師の技術や術式・肌質によって異なります。

腫れないことを優先するのであれば埋没法がおすすめですが、全く腫れない方法はありません。

目元を冷やすと、ダウンタイムが多少楽になる可能性はありますが、それよりも“なるべく刺激しない”ことが腫れを引かせる近道となります。

掻いたりこすったりと、まぶたに負担を与えることを避け、前述の「ダウンタイムの過ごし方」を参考にしてみてください。

【Q&A】二重整形のよくある質問

二重整形のよくある質問について、ひとつずつ回答していきます。

片目だけの料金は？

二重整形のメニューには、片目のみの料金も用意されています。

クリニックによっては公式サイトに記載がない場合もありますが、相談してみると受けられると思います。

概ね、両目の料金の2〜4割ほど安く受けられるイメージです。

生まれつき、または加齢・疾患の影響で目元が左右不対象の方は、遠慮なくクリニックへご相談ください。

二重整形をしてる人の割合は？

二重整形を経験している人の割合は、一部の調査によれば3割に達しているとの調査結果※もあり、その人気がうかがえます。

さらに二重整形の種類で割合を見てみると、埋没法9割・切開法1割くらいの比率。

若い世代や、はじめての二重整形ではほとんどの方が埋没法によるプチ整形を選びます。

切開法を選ぶのは、埋没法でラインが薄くなってきた方・年齢を重ねてたるみが覆いかぶさることで二重幅が狭くなってきた方が多いです。

※参考：イマドキ女子は3人に1人が二重整形の経験者と回答！ライフスタイルマーケティング協会がアンケートを実施！｜株式会社グローバーズラボのプレスリリース

術後の効果は永久？老後はどうなる？

二重整形の術後の効果は、永久ではありません。

埋没法の場合は糸がとれるリスクがあります。

切開法は傷をつけるので二重のラインがなくなることはないですが、年齢を重ねれば皮膚がたるむため、くっきりとしたラインや理想の二重幅を維持することはできません。

老後に再び二重整形をするなら、以前受けた術式にかかわらず、たるんだ皮膚を切除する必要があります。

マツエク中でも整形できる？

二重整形は、基本的にはマツエク中も施術することができます。

ただし治療中に数本抜ける可能性があるため、二重整形後につける方がおすすめです。

まとめ

今回は二重整形の種類や、それぞれのダウンタイム、値段について解説しました。

再度解説したポイントをまとめます。

二重整形はやはりリスクがあるため、決心するのも大変ですよね。

「どうしたら失敗しないか」「どうしたらバレずに二重整形できるか」と、多くの方が事前にリサーチされているのではないかと思います。

最近はドクターのSNSでたくさんの症例がチェックできることも多いので、色々な写真をみたり、実際に治療した方の声を聞くのもおすすめです。

最終的にはカウンセリングであなたの理想をしっかりと伝え、憧れの目元を手に入れてくださいね。